こちらは、サッソンティーノ・トスカーナ・サンジョヴェーゼです。ヴィンテージはセッツァーナと同様、2008、2006、2005の3種類です。 ちなみに、比較対象の畑であるセッツァーナは、南西向きの畑で、石灰が豊富な岩質土壌。そしてサッソンティーノは南東向きの畑で、海洋性由来の堆積物が豊富な砂質土壌です。ブドウはもちろんどちらもサンジョヴェーゼで、樹齢も平均30年で同様です。 また、マセラシオン10日、MLF から熟成は新樽率50％のフレンチオークで24か月、その後瓶内熟成100か月も同様です。 こちらも黒果実の熟したアロマ。そこにブルーベリーのようなキリっとした酸味のある果実が混じっています。そしてブラックペッパーや濡れた石。味わいは、セッツァーナに比べてやや果実味が明確になっており、2005でも元気なフレッシュさは健在。ただ、タンニンのこなれ方は、年数を重ねたほうがはっきりとしており、徐々に統合されていく過程を感じます。 どちらが好みかというと、今日の気分ではセッツァーナでしょうか。 多分、気温が高い季節だと、サッソンティーノのほうがいい、という感じになりそうです。 こちらも、美味しかったです。また、垂直水平6種類飲み比べは、貴重な体験となりました。

okok530