少し前に買ったフェヴレのミュジニー1976 当時は年産100本くらい、現在は拡大し年産300-500本 フレッシュで冷たく重い、ルビー色に透ける黒い液体が芯に染み渡ると迷い込む暗夢回路。暗くて細い陸路が続き、重い歩を進める。濃く十分に熟れた果実が赤黒い光を放ちながら道を照らす。ミュジニーでは珍しく僅かに光が見える。 テロワールの表現がなされているか？と問われれば微妙なところ。ミュジニーらしさは感じるが無限の収束性や一神教的な厳かさはそこまでかもしれない。 ☆4.1

Kenfandel