週末のルージュは、自家熟成中だったクロード・デュガ・ジュブレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ・ラヴォー・サン・ジャック2001年を頂きました。 オレンジ掛かったダークなガーネット。コルクを抜いた瞬間に熟成したアニマルな香りを感じ、後にカシスやドライ・ローズが漂って来ます。最初はタイトですが、果実の凝縮感は言うまでもなくパワフルでフル・ボディ。グラファイトやブラッディな酸味で、とても複雑なフレーバーです。 段々と綺麗な液体感を醸し出し、果実の甘みが増して来ます。2001年というクラシックなヴィンテージらしく落ち着いた様相を見せてはおりますが、デュガらしく果実を無駄なく凝縮させているスタイルは健在で、余韻も長く、やっと飲み頃に近づいて来たのではないでしょうか。 翌日は全体がリラックスして、少しコーヒーやマッシュルーム等の柔らかい余韻に浸ることができました。更なる熟成で古酒のブランドに入れてみたら、ボルドーやローヌに間違う事もあるのではないでしょうか。 リリース時は中々難しいこのワインでしたが、ようやく解れて来たようです。デュガの様な作り手のワインは、ボトルの3杯目、4杯目位が一番綺麗で、5杯目位から濁りが強くなりタンニンと酸味が目立ちますが、これもデュガのワインのスタイルなのだと思います。

Marcassin

あぁ〜ついあの素晴らしかったグリヨットや、先代モルテのラヴォー サン ジャックを思い出してしまいます… 熟成させるとボルドーやローヌに間違いそうなほど複雑でパワフルなのですね。朝からこんなに余韻に浸ってしまって良いのでしょうか、それだけで罪な気がします、笑

-

miho_vinoさま〜 ありがとうございます。 あの09‘グリオット・シャンベルタンは忘れられないワインでしたね。完璧なバランスの果実と複雑味の融合が何ともでした。 このラヴォーですが、作りのスタイルではモルテの方が全体感のバランスが良い様に思います。同じヴィンテージでブラインドで頂いてみたいです。 古酒ですが、ワインのスタイルが濃い系でも薄旨系でも、古酒化でもたらします風味やフレーバーで、プロの方でも間違ってしまうそうです。白でもそういう事がありましたね。

Marcassin

先日一緒に飲ませて戴いた09年の時も同じような感想を脳裏に浮かべていらっしゃったのでしょうか〜果実の濃縮感、パワフルさ、複雑さ… 時間が経つごとに深まる風味と、それを一杯ごとに慈しんでおられるお二人の間でただただうっとりするばかりでした✨

-

miho_vino様〜 先日はありがとうございました。 デュガですが私には09‘はマジカルな素晴らしい出来だと思います。多分01’の時よりも天候に恵まれておりますし、ワインの作る技術も向上しているのではないでしょうか。 09‘の方が雑味のないピュアさに満ち溢れていると思います。

Marcassin