ドメーヌ ・ルロワのコトー・ブルギニオン ルージュ 2014 レジョナルの更に下のクラスながらかなり強気の価格帯。まさにルロワの入門編や入り口的な存在でしょうか。 開けたては非常に還元的で硫黄の匂いと完全に閉じた香り。飲んでも大人しく印象は変わらず。 抜栓1時間経っても変わらない様子。そのまま飲み進めるのももったいないので明日に持ち越し。 ２日目、 アロマの出力は弱いが果実味が出てきました。アタックはうって変わって非常にチャーミングなブルーベリーや青系果実とイチゴのミックス。アタックがとても甘やかで粉砂糖のような繊細さ。酸も上品で飲みやすく開いてきた感じ。 ただ、その後の深みや余韻は薄くもったいないのでまた明日。 ただ非常に素性が良いというか、葡萄そのものの凝縮した味わいや生命感のとてもピュアな部分が垣間見れた気がします。何も足さない、何も引かない、葡萄そのものが持つ味わいの強さ。 恐らく、ランクが底辺だとしてもルロワ のコトー・ブルギニオンは最低15年位寝かしてからが本領発揮な気がしますがどうでしょう？ 高いですが、本気で寝かせる事を念頭にするならむしろ今がお買い得？！ ３日目、 相変わらず出力は弱めながら、またガラッと変わって、獣のアロマ。 アタックはさらに赤系ベリーが増してフランボワーズの華やかさ。そこに腐葉土や下草、革、などアーシーさやスパイスがしっかり、そしてハッキリと現れて、急に深みとワイルドさが感じられます。 同時に葡萄のピュアさもしっかり。 ただ酸味の抜け感や酸化が進んだ印象があり、少し片鱗を見せかけていたミネラルも落ちて来たのでこのボトルはここがピークと判断し飲み干す事に。 最底辺のクラスでこのドラマ性はある意味驚きです。 ただ、3日目の状態だとしても、他の作り手で良いレジョナルに当たった時の美味しさの方が格段に上だと思います。 しかし、美味しい美味しくないとは別の次元で、葡萄という農産物を通じて自然への敬意や、生物のあり方、哲学などのメッセージがこのボトルから感じられたような気がします。 これはワイン界のバッハかも、と思い無伴奏チェロを聴きながら最後の数杯を味わいました♪ ありのままでいる事の難しさ、そしてそれを貫き通した者しか勝ち得ないその先にある偉大さ。 そんな夢やドラマを見させてもらえる一本でした(*^▽^*)

wataru_

15年は3万円でしたかね…そのせいで14年は一気に消えました。 私も14年買いましたが、コメントを拝見して飲んだ気分になって、まだまだ待ちます。

Nori81☆

ルロワもずっと飲んでいません。 コトー・ブルギニヨンも、このところ高くなったんですよね。 14でなかなか開いてくれないのだから、堅牢な造りですね。10年くらい熟成させてみたいです。 私も、先日同じのを売っているのを見かけたけれど、どうしたものかな。

Nora

Nori68さま 15年もどのように違うか気になりますね。お持ちの14年是非しっかり寝かせてから飲んで、いつの日か感想聞かせてください(*^▽^*)

wataru_

Noraさま 堅牢で素性も良くとても熟成が楽しみなボトルだと思います。やはりさすがルロワの品質という感じがしました。 一本持っておくと価値は出るでしょうね(^○^) いつまで寝かせたら良いか悩みそうですが^^;

wataru_

ワイン界のバッハ！素敵ですね^ ^ 僕も今度はシャコンヌを聴きながら飲みたいです⭐︎ 次に飲めるのは、かなり未来になりそうですが…>_<

Johannes Brahms Ⅱ

同じヴィンテージのを買ってしまいました^_^。 ロウキャップじゃなかった(@_@)。 昔、ロウじゃなかったかな。

Nora

JBさま たしか過去に2回飲まれてましたね！まだストックをお持ちならこれからが楽しみですね(*^▽^*)♪ レビュー気長にお待ちしています！

wataru_

Noraさま 早速仕入れたのですね！どんな風に化けるのか楽しみですね(*^▽^*) アリゴテなどエントリークラスのものはロウじゃないみたいですね。 コルクは質感高く長いタイプだったので熟成は問題ないのかなと思いました。

wataru_