モレ・サン・ドニ村側の唯一のボンヌ・マールというちょっと変わったワインがこちら。 しかも当たり年の1996年です。 ジャン・ルイ・フジュレイが1986年に設立されたドメーヌですが、彼が最初にワインを造ったのが1970年になります。 1978年にはドメーヌ・フジュレイの名前で生産されていました。現在、マルサネからサヴィニー・レ・ボーヌの間にある21haの畑からワイン造りを行なっています。 このドメーヌが造る畑の樹齢はほとんどが３０～４０年以上です。 ボンヌ・マールに至っては７０年以上の樹があり、パトリスは「葡萄は自分自身の力で活力を持たせるべきだ。」「葡萄にとってミネラル成分が必用である。」との理論から化学肥料を最大限に廃止することにし、ビオロジックに近い農法を取り入れています。 この畑はクロ・ド・タールと、ルーミエのボンヌ・マールに挟まれているのだ。 悪い訳が無い。 特にクロ・ド・タールにはよく似ており、これほど秀逸かつ大変な希少価値にもかかわらず、知名度が低いのが不思議でならない。 友人とお祝いで昼から開けてみました。 おつまみは簡易なもので…本当は豪華にしたかったのですが、友と食らわば佳肴なれど佳肴なり。 注いでみますと綺麗なルビー色です。 香りは妖艶なピノ。 ベリー系の香りを嗅ぐと飲みたくて仕方なくなります。 味も香りも上品なお嬢様という感じです。 箱入りですねえ。 当たり年ということもありましたが、お値段以上の味わいでした。 About 16,000yen Sep 2012 in Osaka

WINE NINJA