フェラトン・ペール・エ・フィスのリュベロン。 リュベロン4本目。フェラトン・ペール・エ・フィスはシャプティエがオーナーを務めるネゴシアンで、ワイナリーもシャプティエと同じエルミタージュにあります。ここのワインはヴィントナーズさんが正規で取り扱ってますが、インポーターのリストにはリュベロンはありません。それどころかフェラトン・ペール・エ・フィスのHP内のリストにもリュベロンが無いですね。このワインはコルドンヴェール(やまやとイオンが出資するインポーター)取扱いですが、独自に仕入れてるんでしょうか？なんか怪しいです。 ヴィンテージは2015。セパージュは不明。シラーとグルナッシュでしょうか。 紫色を帯びていますが、色は薄くルビー色に近くブルゴーニュのようです。明らかにこれまで飲んできたリュベロンとは異なる色合い(といっても2回飲んだだけですが)。馬小屋、お香、樽、ブルーベリーなどの香り。ですが、抜栓初日はドブのような悪臭に悩まされました。恐らくこれはプトレマイオス…じゃなくてプレタノマイセスですね。ほんと飲み物の香りではないです。 アタックは軽く、酸味を殆ど感じません。程よいタンニンと程よい果実味で自然派風の口当たりですが、ミキプルーンのような纏わりつく甘さがあり、ややしつこさを感じます。外観やフレイバーは面白いワインでしたが、香りの点から減点せざるをえません。 写真は元細川家下屋敷だった戸越公園です。当時の門や庭園が残っています。

mattz