『No.617 少し時期尚早だったかな...けど美味しい！』 昨日から娘が熱発で寝込んでる...はずが、退屈なのか布団を抜け出し、歩き回ったり、なんか食べたい...とごねてみたり。まぁ小さい子供にじっとしてなさい...ってのはどだい無理な話で。 僕は朝のうちの雑用を済ませ、地元デパートで開催されている「奈良・三重・和歌山物産展」に出向いた。いつもだったら賑わっているデパートもコロナの影響からか、あまり賑わいがなかった。まぁしょうがないよなぁ。おかげで色々買い物ができてよかった。 ただ、妻には呆れられていたけど。物産展ってついつい買っちゃうんだよなぁ。 そんな今夜の夕飯は... ・松坂牛のステーキ弁当 ・アボカドとエビのグリーンサラダ ・茄子の煮浸し風和サラダ ・赤出汁の味噌汁 そして今夜の一本は、フランスのドメーヌ・デ・マルヌ・ブランシュのトゥルソー2017年をお供に。正直飲み頃的にはまだまだなんだろうなぁ...と思いつつも、セラーを開けてこのエチケットと目があったら(実際は目なんてないんだけどね)、ついつい手が伸びちゃうわけで。松坂牛となると、合うんだろうなぁ...なんて思っちゃったり。 グラスに注ぐと淡い色合い。まるでロゼのよう。そして香りの方なんかを...ほぉ、なんだか紫蘇や梅のような香りが。ベリー系ではない少し酸っぱさを感じる香り。そしてほんの少しのスパイシーさ。そして一口...あっ、やっぱ少し時期尚早だったかな。ジワッとした滋味深い旨味も感じるんだけど、少し強い酸味とザラっとしたスパイシー感、喉にちょっとのイガイガ感を感じるわけで。 少し味わいに凸凹感があるのは否めないけど、このワイン自体のポテンシャルの高さはビシビシと伝わってくる。 松坂牛のステーキとは抜群の相性。肉の旨味とほのかな甘味がこのワインと寄り添うような感じ。いいなぁこの感じ。そして茄子の煮浸し風和サラダとこれまた抜群な合い具合。この感じは和食と合うに違いない！ 少なくとも僕はそう思うのだ。 もうちょい寝かせたら、もっと美味いに違いない。だって早いと思っていた今でも美味しさはビシビシ伝わってくるわけで。 トゥルソー...僕の大好きな葡萄。ただ今回は我慢しきれなかったかも。また次のヴィンテージが出たら、絶対寝かせるだけ寝かせて、じっくり味わいたい...やっぱ松坂牛で！贅沢だろうけど、もう一回この至福の時間を味わえたらなぁ... ごちそうさまでした！

カリヤカ・ズノリ