リッジの、モンテ・ベッロ、2005vt.です。 こちらもパリスの審判で有名になったワイン。 モンテベッロは、リッジのフラッグシップ。 いわゆるアメリカン・ボルドー。 2005はカベルネS70、メルロー22、プティV6、カベルネF2 %のブレント。樽はアメリカン・オークを使用。 ダークルビーの透明感ある色調。 ブラックベリーにカシス。熟したダークフルーツ。 ブラックペッパーにミントのニュアンス。 ピーマンに乾燥イチジク、なめし革、腐葉土。 めちゃくちゃ複雑です。 力強いアタック、たくさんの要素が同居しているが、骨格のしっかりした印象。様々な要素が直線的で、パラレルに奥行きを感じるイメージ。これからまだまだ統一感のある液体に進化して行くことが、約束されているかのような雰囲気がありました。 まだ寝かしても良かったですが、酔いがまわって勢いで開けて更に盛り上がるという、酔っ払いシステムを彩る一本となりました。

okok530

okok530さま リッジは結構前から日本に輸入されていて、このモンテ・ベッロはとても素晴らしいワインですが、どうもオーパス・ワンなどに比べて地味な存在ですね。 私は幸運にも70年代や80年代も頂く機会に恵まれましたが、とても思い出深い最高のカリフォルニア・ワインの一つだと思います。

Marcassin

Marcassinさま コメントありがとうございます。リッジは、そんなに以前から入ってきていたのですね。オーパスワンも、バブルの頃に飲まれた方達は「安かった」とよく仰いますが、それでも元々高いワインが、更に更に高くなったと思います。だとしたら、このモンテベッロなんて、本当に安くて目立たなかったんだろうなぁ、などと思うのです。ワインの仕上がり云々とは別に、市価は幻想のごとく動くのもまた、人の世のなせる技で、ワインの面白いところと捉えるべきなのか、、、ですね。

okok530