ジャン・フルニエ ブルゴーニュ・ピノ・ノワール'16 ブルゴーニュ飲み始めた頃に17年のを飲んで、あ、こんな感じが好きかもねとふんわり思い始めたフルニエ。このワイン、17年からコートドールを名乗れるようになったらしいです。なので、この16年とは名前は違うけど同じもの。とのこと。 先日、どうも自分はミネラルより果実味がメインのタイプのピノが好きらしい。と話したところ、インポーターがキープしてたものがフリーになってフルニエの16年が入ったからどうか、と銀座のワイン屋さんから教えてもらい、購入。 縁は少しオレンジだけど、全体的にピンクがかった綺麗なルビー色。 開けた時にふわっと赤い果実の甘い香り。なのにグラスに入れるとまだ少し硬いミネラル。ちょっと獣香。 ふしぎだー。 一回広がった香りがまたボトルの中に帰ってしまったような。 なるほど果実味は強い。でもまだフレッシュな感じ。少し苦味が強くて、さっぱりしたタンニンが後に残る。 鳥レバー煮に合わせたら、レバーの生臭さが綺麗に消えて甘みが増した。でも、レバーがうまくなりすぎてどんどん飲めてしまう。まずい、それではまずいねん。 なんでかって言うと。 持って帰って今日飲みたいと言ったら、16年は凝縮してるから、せめて抜栓して3時間くらいしてからの方が良いよね、と社長。 うーん、帰って3時間待ったらいったい何時やねん（ーー；） せめて、いつもよりゆっくり飲んでみよう。 出来るだけ。 あとは、半分残して明日にしよう。 ……出来るだけ。 と、いった次第で。 録画してたイタリアのドラマとか見ながら、（出来るだけ）ゆっくり飲んでると、だんだんラズベリーのジャムのような甘い香りに変化。おっ。 味わいもカチッとした石灰は残りつつ、赤寄りの黒果実の上品なバランス。苦味が消えて香ばしさと、少し渋みのあるフルーティな酸味。ほんのり甘みもあり、おー、美味しい。 でも、まだ固いは固いなあ。なんか低い天井に頭打ちになって伸びない感じ。 2日目、 果実味はそのままに。酸味の角が取れてふわっとした甘く柔らかい輪郭に。ミネラルは透明感のあるような涼しげな感じに落ち着いてた。 あーうまーい、うまーいこれ。 やっぱり買ってその日に飲むもんではないなぁ。と、実感。

はじめ。