ブランディーニのバローロ・レーサ・56 アグリコーラ・ブランディーニは名前の通りラ・モッラ村ブランディーニ畑に本拠を置く比較的若いワイナリーで、認証を受けた有機栽培により主にバローロを生産してます。このResa 56はワイナリー周辺で造られたバローロで、本来であれば「Barolo Brandini」というクリュバローロを名乗ることもできるはず。2015年頃からワイン名を「R56」に変更してます。 エッジはややオレンジ。香りは官能的。1日目は芳しいスミレやバラ、2日目は杉やコーヒー。 自然派らしく野菜を感じる味わいで、濃縮されたエキスと活き活きした酸味が心地よい飲み口となっています。10年の熟成によりタンニンはこなれていますが、もちろんまだ熟成による変化は望めます。薬草を思わせる独特の苦味があり、かなり特徴的なバローロの1つ。古典的、もしくはモダンなバローロを求めて購入すると肩透かしかも。イメージとしてはビオディナミに切り替えたブルゴーニュのワインに近いです。私にはこれはバローロではない他の何かにしか思えません。だが美味い。

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