とっても面白いワインを、実家近くのお酒屋さんで見つけました。スペインのフエゴ。有名なやつですよね。確かお手頃価格で、パーカーポイント90オーバーで一時期相当売り出してた記憶があります。飲みたいと思いつつ、なかなか機会を先送りにしていて、、そしたらすごいバックヴィンテージが一本棚にありました。おそらく、仕入れてからずーっとそこに立てて置いてあったのだろうと。すごい年月です。お手頃だったから即手にとって購入。コルクの状態とか心配だったけど、まっいいかってことで。 さて、キャップシール剥がしてみたら、合成コルクでした。あ、コルクの心配はなかった。でそのまま抜いてみるとすごい染みてる、香り嗅いでみると、煮詰めた醤油！！ あ！終わってたか！とちょっと残念に思いながら注いでみると、コルク程ではありませんでした。ピークは過ぎてるけど。褐色がかってきた熟成ワインです。 香りは砂糖醤油煎餅、ブランデー、埃、接着剤、出汁。あと、何か嗅いだことあるなー、と考えていたら、紹興酒だこれ、あまりつんとしないやつ。 味わいはタンニンが結構残っていて舌に残りますが、すごくバランス良く甘味辛味酸味と酒感。面白いですね。

倉田英