2001 テッレドーラ　タウラージ　ファティカ・コンタディーナ　カンパーニャ/イタリア 2/8火山性土壌ワインの会@Da Masa ・その4 マサさん、澪さん、Sさん、そして私の4人で火山性土壌ワインの会を開きました。 4本目のワインは、マサさんからの熟成タウラージ。パニエに入って、しずしずと登場です。 外観は、全体に紅みを感じますが、エッジにはオレンジやレンガ色が入りはじめた濃いルビー。 中心に近いところはかなり黒っぽくてキレイなグラデーションができています。 香りは、ブラックチェリーやドライプルーンといった黒い果実に、赤いベリーのアクセントが混じる複雑な果実香に、スターアニスやシナモンのようなスパイス、スミレのような紫の花のトッピングがかかった感じです。 シガーやレザーのような、いわゆる「第3のアロマ」も出始めていて、とても複雑な香り。 少し香ばしい、焦げ感のある甘苦い感じの風味もあって、マサさんはフェネグリークの香りと表現されていました。 その場で、現物のスパイスの香りを嗅がせてもらいましたが、なるほど！と納得の香りでした。 この会、いろいろ勉強になります。 口に含むと、意外に軽やかな質感で、とてもスムーズな口あたり。 キレのある酸と細かく溶け込んだ印象のタンニン、凝縮感のある果実の旨みが、重心の高いところでバランスを保っていて、無粋な強さや重さを感じさせません。 私は、とてもエレガントなタウラージだと思いました。 ちなみに、このワインは単一畑による、シングル・ヴィンヤードワイン。 ワイン名の「ファティカ・コンタディーナ/Fatica Contadina」が畑の名前でもあり、「農家の苦労」の意味のようです。 そのご苦労、十分に報われていると思いますし、われわれはその恩恵に与っているわけですね。 マサさん、素晴らしいタウラージでした。ありがとうございます。

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