三本目はボルドーワインでした。調べてみると明るいルビー色の輝きが、赤紫色の中にポイントをつくっています。広がるある色調とともに、印象に残ります。ブルーベリー、コンポートのラズベリーの香り。そして、フルーツリキュール風の揮発的な香りの後から、湿ったキノコのスパイスも。ストラクチャー豊かな酸味、甘味、タンニンがひとつにまとまって、熟したフルーツのようなボリュームある味わいとなっています。バランスも取れて、心地良い余韻です。クリュ・ブルジョワは格付けではなく、品質認証として機能することになりました。認証制（品質保証）となったことで、その「証」はシャトーではなく、ヴィンテージに与えられるという点でも、大きな変化です。クリュ・ブルジョワ認定を受けたいシャトーは、希望するヴィンテージごとに、必要書類、試飲ワインを提出し、審査に合格すれば、認証が得られます。 より厳しい品質チェックへの変更に伴い、クリュ・ブルジョワはいっそう品質への信頼感を高めることとなりましたとのこと。

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