「ボコパ」は、1987年、バレンシア州アリカンテ県中西部のペトレールに設立された共同組合です。 この地の特産であるモスカテル・デ・アレハンドリア（マスカット・オブ・アレキサンドリア）を使った白ワイン「マリーナ・アルタ」が、ボルドーの「VINEXPO」で金賞を受賞し、バレンシア州の白ワイン大賞に選ばれ、また、イギリスのジャンシス・ロビンソン女史が、このワインを同品種の最高傑作であると評したことで一躍知名度を高め、今日、90の栽培農家が加盟するアリカンテ最大のワイナリーに成長しました。 ちなみにこの共同組合は、1500ヘクタール中約360ヘクタールで完全オーガニック栽培を行っており、世界有数のオーガニックワインの生産者としてもつとに知られています。 「マリーナ・アルタ」とは、モスカテル・デ・アレハンドリアの特産地であるアリカンテ北部の地名で、このモスカテルを使って2009年初頭に開発されたスパークリングワインが「マリーナ・エスプマンテ」です。 アリカンテの海岸はスペインで最も美しいビーチであると言われ、いわゆる「マリーナ」（海岸）の意味と掛け合わせて命名されました。 「同じくマスカットを使ったフランスの「クレレット・ド・ディ」にも負けないものを、と意気込んで開発しましたが、製法が難しく、発売後さらに1年間試行錯誤と改良を重ね」（醸造家ガスパル・ペドロ・トーマス）、2010年3月にバルセロナで開催されたスペインワイン最大の展示会「アリメンタリア」にて、品質、デザインともに大きく進化した完成形が発表されました。 マスカットのほんのりとした甘味を感じつつ、魚介類にベストマッチする辛口のスパークリングワインです。 2011年秋、シリーズ第2作目となる辛口の「Brut」が、2012年春には、アリカンテのもうひとつの特産品種であるモナストレル100%による「Rosado」（ロゼ）が、さらに2013年夏には、同じくモナストレル100%による赤色スパークリングワイン「Red」がリリースされ、「マリーナ・エスプマンテ4部作」のフルラインナップが完成しました。 甘みのある泡。 マスカットの香り。 お値段安いけど、好みではなかった。

WINE NINJA