カリフォルニア　メンドシーノ ピノ・ノワール 2017年 S$84 (250/3) チェリーやストロベリーに仄かなミルク。 カモミール、シナモン、大地香、全房からの？華やかさやスパイスも。 口に含むと、赤系のフルーツの円やかな甘やかさと、その甘さを少し上回る酸味。 アタックから冷涼さを思わせるエキス系で重たさは無く、重心が高い感じ。 ミドルには香りにも出てるフローラルさやスパイスがフワッと抜ける。 仄かなスモーキーさを伴った大地感と石灰の様なミネラルのニュアンスも。 余韻には収斂味をやや強めに残しながら、シナモンやオークのニュアンス、そして全房からの？グリーンノートがフルーツと一体となってフェードアウトして行く。 思わず2度見したアルコール12%!! カリフォルニアのピノ・ノワールとは思えないエレガントなふんわり感があります。 ある意味、濃い目の抽出のブルピノよりもブルゴーニュしてるくらい？ ただ、全体的に陰よりは陽の雰囲気の方が勝るのはカリフォルニアらしさ？？ 先に飲んだマールボロのピノ・ノワールよりはボディがややガッシリしてて、大地感やミネラルからの奥行きも一段高い所にあるように感じます。 特に石灰の様なミネラルが印象的でした！ 今飲んでも悪くないけど、エージングでエロさが出そうな雰囲気です。 カッチ、、初めて飲む造り手さんでしたけど、素晴らしいですね〜(^ ^) 別キュヴェがあと2本あるので、開けるの楽しみ！ 気難しく無く、でもしっかりと冷涼系ピノ・ノワールのエレガンスを楽しめる一本♪

Toshio Iimura