はじめてのダニエル・サージュ　 グランジバラ・ルージュです。 偶然　出会い頭に手にしたような希少なワインでしたが、飲んだら何故希少なのかがよく理解できました。 まるでナチュラルなブルゴーニュのグランクリュのようです！ 抜栓直後の黒い葡萄の香りはシラーを連想させますが、すぐに赤い果実の香りに支配されブルゴーニュ的な香りに変化します。 味わいも香り同様、赤い果実の中に黒い果実が少し混ざるとても好みのバランス なによりも驚くのはその凝縮したエキスの強さで、かなりの酸があるにもかかわらず圧倒的な美味しさを感じさせてくれます。 ローヌのサン・ジョゼフ地区のシラーのはずですが．．どうしてこの地でこんなワインを造れるのだろう．．信じられません。 昔シャプティエの熟成したエルミタージュ1985を飲んだ時に、まるでブルゴーニュの味わいで驚いたことがありました。 これはまだ若いワインなのに…その時以上の驚きです。 私がワインに求めるものすべてがこの液体には詰まっています。 飲んだら酒屋の人も売りたくなくなっちゃうだろうな… ダニエル・サージュ．．．もう手にすることはできないでしょうが、持っている人はお宝になるワインだと思います。 飲んでしまったので持っている人がとても羨ましい ローヌのこういうワインを体験してしまうと大岡さんにもこういうワインを造ってもらいたいと思うのは私のエゴです…

体に優しいワインが好きです