味わい |
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香り |
ワイン名 | Sylvain Cholet Meursault Les Pellands |
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生産地 | France > Bourgogne > Côte de Beaune > Meursault |
生産者 | |
品種 | Chardonnay (シャルドネ) |
スタイル | White Wine |
2020/05/17
(2014)
価格:7,000円 ~ 9,999円(ボトル / ショップ)
私の前には今ムルソーがある。 ピュリニー村に隣接した区画の平均樹齢55年のブドウから造られたムルソー村名格。新樽率25%で12ヶ月樽熟成されたものだ。 ドメーヌ・シルヴァン・ショレ ムルソー・レ・ペラン2014 シルヴァン・ショレは元々ピュリニー・モンラッシェ村の東隣コルセル・レ・ザール村に5代続くドメーヌ。 2010年に跡取りのシルヴァン・ショレがこの実家に戻り継承して自名儀でのリリースを開始したブルゴーニュのニューカマーだ。 彼のワイン造りの最大の特徴は自身が飼育する3頭の馬(クイッキー・トルナード・レオポルド)による耕作である。 くしくもこのドメーヌ「神戸の種馬(たねうま)」と称される江川フリンスルの連鎖(^_^)b 馬つながり(笑) 昭和53年のあの日、昭和の名馬である「テンポイントが死んだー!(T^T)」と朝に教室に入るなり心から悲嘆の雄叫びをあげて皆のきょとんとした視線を浴びた当時小学5年生の友人Hくんは馬券を買える歳になってから35年今も元気に競馬場に通っているだろうか 馬はサラブレッドも含めて食用になる場合があり本邦では馬刺しやさくら肉などと呼ばれ高タンパク低脂質で滋養強壮に良いとされている。ヨーロッパでは主としてフランス・スイス・イタリアなどで食されるが英語圏の国々ではタブ一視されていることが多い。 4本足のものは机と椅子以外何でも食べるという中国では馬肉はソーセージや加工肉で食する程度で意外と流通していない。 モンゴルでは馬乳酒というカルピスの元となったとされる馬乳を乳酸発酵させたアルコール飲料が好んで飲まれている。 北海道の競走馬の牧場では競馬に向かないサラブレッド種は食用に屠殺(とさつ)されるというまさに生死をかけた競走が行われていると言う(>_<) ちなみに競走馬の末路は以前は食用になることもあったが繁殖用(いわゆる種馬フリンスル(笑))として飼育されるか怪我などでは安楽死となることが定着している。 フランスでは日本と同様競走馬や競技馬、乗馬や運搬に用いられる他、ナポレオンの時代から食用として認められ馬肉は主として安価な料理の代表のような存在である。しかし我が国では牛飲馬食という言葉があるように牛の飼育に比べ馬は食べるまぐさの範囲が狭い上に大量に必要で牛よりコストのかかる家畜である。 こうした食用馬はもちろん乗馬や競走馬としてのサラブレッドもいるし運搬や農耕に使用される馬種は古来から世界中に存在している。馬は人類の友人なのだ。 「馬はトラクターなどの重機のように土壌を踏み固めることなく土中に十分な空気を取り込ませながら畑を耕すことができます(中略)微生物たち馬たちそして僕みんな共存共栄です」シルヴァン・ショレ。 自然農法回帰が主流の近年未だに(いまだに)馬による耕作を行っているブルゴーニュの生産者は多いがほとんどは専門業者の外注で、シルヴァン・ショレのように自ら飼育している馬を使っている造り手は他にはDRC(!)ぐらいであるという。 シルヴァン・ショレはその日の馬の体調や気候に合わせて耕作させる畑を3頭の中から毎日決めるなど、 どんだけ馬が好きやねん!(*゜ロ゜) とツッコミたくなるドメーヌで当然所有畑も少なく畑を増やすには馬も増やす必要があるという(^-^) 飼い馬の頭数(3頭のみ)やその世話の為に所有畑が少なく結果生産量の少ないレアな造り手シルヴァン・ショレ(笑) VINICA初紐ムルソー・レ・ペラン14年はいかに? 綺麗なイエローゴールトサラリとしてます ファーストアタックは生のヘーゼルナッツかアーモンドでナッティで鋭い酸味が舌をさす。ウッディでレモンゼストのような苦味もあってスパイシーで個性的な味わい。 刺激的な酸味に隠れて見失いがちだがフレッシュなグレープフルーツ・白挑に口ーストした蜂蜜ナッツ厚みあって余韻で心地よいミネナルの味わい。 個性的でやや癖ある強い酸味と樽香に何か跳ね馬のような力強さを感じるムルソー うまいー馬ーウマーッ ヒヒーーーンッ! 馬乳酒ではないが馬がウリのドメーヌ 良い馬ムル汁をいただきました。
2019/08/23
(2014)