味わい |
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香り |
ワイン名 | Raidis Estate Billy Cabernet Sauvignon |
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生産地 | Australia > South Australia > Coonawarra |
生産者 | |
品種 | Cabernet Sauvignon (カベルネ・ソーヴィニヨン) |
スタイル | Red Wine |
2021/06/01
(2016)
価格:2,000円 ~ 2,999円(ボトル / ショップ)
2016 ライディス・エステート “ビリー” カベルネ・ソーヴィニョン クナワラ サウス・オーストラリア/オーストラリア 火曜日のワイン。 ご近所に、ほぼ毎週末、買い物に出歩く「しもふり銀座」という商店街があるんですが、その中のいわばゴールのような位置にサカガミという食品スーパーがあります。 三徳とかオオゼキのような、ちょっと高級路線寄りの、いろいろ拘りのあるスーパーで、毎日の買い物だとしんどいけど、週末のプチ贅沢にはうってつけの品揃えのお店です。 ワインであれば、自然派アピールのラインナップで、恵比寿のトロワザムールでしかお目にかかれないようなレア・アイテムが、無造作に置かれていたりするような、そんなイメージです。 その中に、日本ではこの店でしか扱っていないんじゃないか?と思わざるを得ないワインもいくつかありますが、このライディス・エステートというクナワラのワイナリーも、そのひとつです。 今までに、ピノ・グリやリースリング、ソーヴィニョン・ブランをポストしてきましたが、いずれも私が初紐で、全6ポスト中私の投稿が5、他の方の投稿は1件しかなく、レビュー総数5は、すべて私のポストです。 先日、そのスーパーに行った際に、ラスト1本と見受けられたカベルネ・ソーヴィニョン100%の「ビリー」というアイテムが気になり、保護してしまいましたので、4アイテム目の初紐を目指したいと思います。 ボトルは、他のアイテムと共通した、味のあるイラストとシンプルなロゴで構成された落ち着きのあるデザイン。 ワイン名のビリーはイラストに描かれたボーア種の山羊の名前で、彼らの葡萄畑に行けば会えるそうです。 まったくの偶然ですが、今日、Twitterのタイムラインをボーっと見ていたら、ライディス・エステートの公式アカウントがビリーをツイートしていてビックリしました。 ちなみにこのワイン、ワイナリーのWEBショップで35AU$(≒3000円)で売られていましたが、私の購入価格もほぼ同じですので、内外の価格差がまったく無いワインですね(苦笑) さて、スクリューキャップを開けていただくことにしましょう。 外観は、少し赤みがかったガーネット。深い色合いで、グラスの中心にいくほど濃くなるハッキリした諧調があります。 脚はそこそこの盛り上がりですが、落下スピードが早く、色味の割にあっさりした粘性⁉︎ 香りのベースは、ブラックカラント、ブラックベリー、ブラックチェリーなどの黒果実…ラズベリーでしょうか?差し色的に赤果実の鮮やかな香りが入りますね。 ブラックペッパーやクローヴ的なスパイシーさに混じって、ユーカリやシダーといった木質系。ミントなどのハーブも。 全体に濃縮感や複雑さはありますが、重厚ではない爽やかな香りだと思います。 口に含むと、まずキレイな酸のアタック! どちらかと言えば「赤」寄りのとてもクリアな果実味とキメの細かいタンニン、ハイトーンのヴォーカルのような澄み切った旨み、そして硬さを残した鉱物系のミネラルのタッチ。 こちらの姿勢を正されるような、ピュアで清々しい味わいです。 気取らず、飾らず、勿体ぶらず、自然体で伸び伸びした美味しさ。 素晴らしい! 賞味期限を数ヶ月過ぎてしまった18ヶ月熟成のイズニーミモレットをお供に。
2022/02/27