味わい |
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香り |
ワイン名 | Ponzi Chardonnay Reserve |
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生産地 | USA > Oregon > Willamette Valley |
生産者 | |
品種 | Chardonnay (シャルドネ) |
スタイル | White Wine |
2022/07/24
(2016)
価格:5,000円 ~ 6,999円(ボトル / ショップ)
2016 ポンジー シャルドネ・リザーヴ ウィラメット・ヴァレー オレゴン/USA 土曜日のワイン。 日中、伝通院の朝顔市やこんにゃく閻魔の鬼灯市を冷やかし、帰りがけには、霜降り銀座で両手いっぱいの買い物をして汗だくの1日。 お昼から、私にしては珍しく、生ビールを飲んだりしていましたが、夜はやはりワインですね。 この日は土用丑の日で、どこへ行っても鰻、ウナギ、うなぎでしたが、1年で1番鰻が高い日に、好き好んでカモになる気も起きず、スーパーで半額シールものの「鰤カマ」をゲット。 塩を振りかけて魚焼きグリルで焼き上げたシンプルな調理ですが、何これ?って言いたくなるぐらい旨い焼き魚の出来上がり。 他には、太刀魚の南蛮漬けや鶏軟骨の唐揚げ、砂肝と胡瓜のマリネ、大アサリのワイン蒸しなど、完全に居酒屋メニューですね(笑) 合わせたワインは、オレゴンの素晴らしい生産者、ポンジーのシャルドネ・リザーヴです。 このワイン、とてもクリアな風味で、暑い1日を締め括るのに相応しい清涼感のある味わいです。 明るく透明度の高いライトゴールドの外観に、熟した白桃や洋梨、穏やかな柑橘系の香り。 口に含むと、異様にきめ細かで抵抗感のない、恐ろしく柔らかな質感に意表を突かれます。 ワインの分子が細か過ぎて、舌や口腔内におけるワインとの接触面が、まったく意識できず、境界が曖昧で、あたかも溶け合っているかのような錯覚を覚えるほどです。 そして、キレイな酸と、硬さの方向に振れない上質なミネラルのニュアンスが、爽やかな清涼感を生んでいるように思います。 カリフォルニアのシャルドネによくあったトロピカルな過熟感はなく、ブルゴーニュのような、アルデンテなミネラルの硬さもありません。 冷涼地であるオレゴン最高の産地、ウィラメット・ヴァレーのシャルドネは、静かに浸透してきて、渇きを満たし、火照りを鎮めてくれるような「癒し」効果もあるワイン。 成熟したぶどうの旨みと、しっかり締まったミネラル感が高次元でバランスしていて、とても飲みやすく上質なシャルドネだと思います。 良い意味で水のような自然な存在感のワイン。 塩を振って焼いただけの鰤や白ワインで蒸しただけのアサリのような、シンプルに素材の味を前面に押し出した料理に、特に良く合いました。 いやあ満足! このワインには、ペンギン・カフェ・オーケストラ/Penguin Cafe Orchestraの3枚目のオリジナル・アルバム『ブロードキャスティング・フロム・ホーム/Broadcasting From Home』(1984年)を合わせてみました。 私がポンジーのシャルドネ・リザーヴに感じた「自然」さを、音楽的に翻訳すると「アンビエント/Ambient」になるのかな?と思いますが、その気分をしっかり楽曲に落とし込むとこんな感じになるというアルバム。 茹であがった身体に優しく浸み込んでくるような、自然なテクスチャのワインと音楽のペアリング。これは理屈抜きに身体が喜ぶ組み合わせです。 ああ、気持ち良い‼︎
2020/12/28
(2014)
優しい。フルーティー。樽は強すぎず弱すぎず。美味しい。