Lady Anne Barnard Syrah
レディ・アン・バーナード シラー

レディ・アン・バーナード・シラー2014 9月に名古屋タカシマヤのリカーコーナーで南アフリカのワイン販売会が行われていて、色々なワインを試飲させてもらいました。 メルローやピノタージュも美味しかったのですが、1番印象に残ったのがこのシラー。 色合いは全体的に濃い赤黒、粘性はやや高め。 香りの第一印象はスモーキーでスパイシー。 ブルーベリーやラズベリーの赤黒のベリー、干し葡萄、黒胡椒、薔薇、軽く漢方っぽさとセメダイン、余韻にチョコレート。 中盤から出汁のニュアンスが広がるようになりました。 飲むととろ〜りとした粘性のある舌触りで、果実味も程よい強さで滑らかな味わい。 ぎゅっと凝縮感した甘みのある果実のアタックとアクセントの効いたスパイス感。 酸は豊富ですが、とっても艶やかでエレガント。 2014年と若いながらタンニンもこなれていて、バランスがよく、かなり完成度が高いです。 シラー主体の北ローヌと共通する香りや味わいですが、3000円台のクローズ・エルミタージュと比べても全く遜色ないエレガンスと奥行きを感じます。