Giuseppe Quintarelli Recioto della Valpolicella Classico
ジュゼッペ・クインタレッリ レチョート・デッラ・ヴァルポリチェッラ クラッシコ

このレチョートはすごい！ ドライフルーツの甘味とスパイス、ちょっと漢方系の香りもからみあって、とても複雑。 口に入れるたびに唸ってしまう...(´Д` ) 平気で50年くらい熟成しそう。

ブラインドで持ち寄りワイン会。 最後のデザート・ワインは、ジュゼッペ・クインタレッリ・レチョート・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ2007年を頂きました。 少しオレンジ掛かった濃い目のルビー色。 凝縮感のある黒系果実味に黒胡椒やシナモン等のスパイス、タール等のアロマを感じます。 少しアルコール感を感じるハイ・トーンな甘露な果実味で、スパイシーな酸味と甘いタンニン。余韻も長くチョコレート系デザートにぴったりなレチョートでした。

名前の誘惑に負けた。 でも美味い。

ブラインド・ワイン会のデザートは、ジュゼッペ・クインタレッリ・レチョート・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ1995を頂きました。 説明する必要のないヴェネト州、いやイタリアを代表する作り手の一人です。 こちらのデザート・ワインはアマローネと同じですが、途中で発酵が終わり、甘さを残したものになります。ソルデラの感動も冷めぬまま、クインタレッリのレチョートとはなんと幸運な事でしょうか。 凝縮感を感じるダークなガーネット。凝縮感のあるリアルに甘い赤黒果実。アルコール感感じるレーズンのリキッドにグラファイト感のあるインク。複雑にスパイス等も入り混じり、とても大きなワインですが、不思議と強すぎるわけでもなく、さすがと感じさせるバランス感。余韻もエレガントに続き、ショコラやビスコッティとの相性も最高でした。 ただソルデラの感動の後では、このレチョートでも霞んでしまうのです。。。

クーテを飲んだ後のためか？ボトルがまだ若いためか？ワインがフレッシュでタンニンさえ感じる。 柔らかい味わいだが、まだ複雑さには欠け、甘さもほどほどだ。

今回の持ち寄りワイン会最後のデザートワインは、ジョゼッペ・クインタレッリ・レチォート・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ2001年を。 私がイタリア・ワインの中でもとても好きな生産者で、アマローネ、いやヴェネトの最高の作り手の一つです。 この甘口ワインはアマローネと同じくコルヴィーナ、コルヴィオーネ、ロンディネッラ等を半乾燥させた葡萄を天然酵母で自然発酵させ、大樽で約7年間熟成サせますが、途中で発酵が終わり甘さが残ったものが、このレチォートとなるそうです。 冷やしてありますが、濃い粘性のあるガーネット。甘いダーク・チェリー・リキュールやレーズンのアロマ。ドライ・ハーブやスパイスが甘さに入り混じり、アマローネの様なコクやタンニンを感じますが、アルコール感や過度の抽出感などは感じません。甘さも甘すぎず、アマローネのキャラクターの延長線上にあり、白ワインのみのフライトの後には、素晴らしく良いデザート・ワインでした。

クインタレッリ見学での試飲。 レチョートまで出てきました。