Dom. Vincent Carême Vouvray Sec
ドメーヌ・ヴァンサン・カレム ヴーヴレイ セック

色調はイエローで透き通っており輝きがある。 香りは、ハチミツ、花の蜜、ドライイースト、アプリコットジャム、少し干し草の印象。全体に甘さが強い。 スワリングするとレモンや黄リンゴ、ヨーグルト。 羊乳のチーズを思わせるような香りはスワリングする前からあったが、その印象がより強くなった。 味わいは溌剌とした酸のアタックが印象的。舌で転がすとレモンを思わせる風味が酸味に乗ってくる。酸味の量自体も多い。 口の中で温度が上がってくると、次第に蜜を思わせる厚みやとろみが感じられる。 ドライイーストや干し草、羊乳のチーズと表現した香りを余韻に感じる。ミネラル感も豊富。 酸に慣れてくると少しずつ塩味も出てくるような… 円山屋の福袋1本目。

元値3500円の特価品！ シュナンブランはあまり得意でないが、これは素直に美味しいと思う。甘いアタックに後味キリリ、飲むごとに違って思える香りと複雑さも備えた一本。やはりこういった価格帯ならではの力か。 1日早いが、クリスマス(を名目にした家飲み)の夕食の一本目。チーズショップアンジョリーノでたのんだオードブルの「天使の海老とホタテのチーズカルパッチョ」「有機野菜の味噌ディップ」「チーズ盛り合わせ」や、キルンの「ほうれん草とベーコンのキッシュ」「クルミとカボチャのキッシュ」などと相性抜群。料理とともにあっという間になくなってしまった。 以下ワインショップの解説文 ヴァンサン・カレムは1999年の創業以来、高い評価を得つづけているシュナン・ブラン新時代の若き造り手。長期熟成可能な白の甘口で有名なヴーヴレですが、溢れんばかりの糖をエキスに変え、辛口に仕立てあげたタイプも存在します。花梨や蜂蜜入りのレモンティーの香り、凝縮感のあるふっくらとした果実を中心とした、ほのかに甘味をたたえたアタックながら、瑞々しい酸味とヴーヴレの本質とも言える石を思わせる硬質ミネラルが中盤から持ち上がり、キレあがりのある余韻に繋がる、飲み手ん選らばない嬉しい構成。2011年とちょい熟なので、エキスがよく練れています。以前に比べて甘味も少し滑らかに。