Ch. Yvonne Saumur Blanc Le Gory
シャトー・イヴォンヌ ソーミュール・ブラン ル・ゴリー

3.83

2件

Ch. Yvonne Saumur Blanc Le Gory(シャトー・イヴォンヌ ソーミュール・ブラン ル・ゴリー)
味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り
  • 蜂蜜
  • 石灰
  • レモン
  • オレンジ
  • 赤リンゴ
  • ライチ
  • 洋梨
  • アンズ

基本情報

ワイン名Ch. Yvonne Saumur Blanc Le Gory
生産地France > Val de Loire > Anjou&Saumur > Saumur
生産者
品種Chenin Blanc (シュナン・ブラン)
スタイルWhite Wine

口コミ2

  • 3.5

    2021/09/25

    (2017)

    価格:7,000円 ~ 9,999円(ボトル / ショップ)

    あれは2週間前だったな。エージェント白猫に秘密の暗号指令が届いたのは。押し入れに隠した短波ラジオから雑音まみれの英単語の羅列(られつ)をナレーターが例によって抑揚のない口調でしゃべる北の本国からの放送を受信する。まったくサイバーネット社会になっても我が祖国では未だ(いまだ)前時代的な連絡手段をとりやがる。この国の公安だってバカじゃない暗号表はとっくに知られるところとなっているのは間違いないと言うのにだ!G・O・R・Y・Sだと?GO!RYS?暗号表によるとRYS=リス猿園?石垣島の符丁だ。なんてこった石垣島へ行けという指令か?又海上取り引きか(>_<)やれやれ(-_- )2週間後俺は無事イヴォンヌのGORYS、ゴリーを入手したんだ。かなりヤバイ橋を渡ったがな(-_- )フッ シャトー・イヴォンヌ ソミュール・ブラン・ゴリー2017 ロワールの銘醸地ソミュールはあのココ・シャネルの出身地でソミュール城をいただく風光明媚な地方都市である。 16世紀から続く由緒あるシャトー・イヴォンヌのソミュールの所有畑は20世紀末にはすっかり荒廃していた。そこでソミュールを代表する銘ドメーヌ・クロ・ルジャールの妻フランソワーズ・フコーが1997年から全畑を土壌からビオディナミ農法で改革を行いシャトー・イヴォンヌは見事な復活を遂げた。現オーナーのマチュー・ヴァレ氏がそれを引き継いでいる。 シュナン・ブラン100% ゴリーはロワール川から一番近い畑で1999年にフランソワーズ女史によって植え変えられた0.15haの小さな畑。 標高が低く土壌は理想的な赤い粘土質の下層に石灰岩がある土壌。 きよらかなスワローイエロー ファーストアタックは海水のような塩辛い水を飲まされたようで正直ん?と思います しばらくしてこれは決して閉じているのではなくまだ開いてないだけだと気づきます(同じか(^-^;)) そして待つこと1時間弱そのときは来ます。 リンゴやアプリコットの独特な甘い果実味 キュイッと音をたてるしまったミネラリーな味わい酸味も確かですしっかりとしています。ヌラヌラしたオイリーな味わいもあってかすかに蜂蜜ナッツも出てくるなんともふくよかで重量感のある味わいに変わります。 この変化は驚きです。 最初ポカリかと思ったら果実味豊かな塩苦い液体に変わるのですから。 思わず笑顔になる変わり身!やはりシュナン・ブランは恐ろしい七変化する葡萄種ですね(^o^) 2日目は…すごいっ! リンゴリンゴリンゴのすりおろし! はっきりと感じるほろ苦い果実味 余韻に刻まれる強いミネラル感 ドライな飲み口と完璧に熟した果実の同居 これがシュナン・ブランの辛口か?! うう美味いっ! ガガガ…またまた祖国からの秘密指令だ。B・R・E・Z・E?次はソミュール・ブラン・ブレゼ?しかもあああのクロ・ルジャールのだとっ?!首領様は何を考えているんだ。後方支援なくこのままロワール侵攻を続けるのか…エージェント白猫は深い嘆息を漏らしたのだった。 ー寒い国から帰ってきた白猫スパイ一 …続く(かもしれない(^-^;))

    シャトー・イヴォンヌ ソーミュール・ブラン ル・ゴリー(2017)
  • 4.5

    2021/03/23

    (2016)

    Saumur Blanc Le Gory 2016, Chateau Yvonne 藁色がかったイエロー。ヨードや牡蠣、海苔?といったミネラリティを感じさせる香り、ワインが壊れているわけではない。石、樽。開けたては果実の香りは微かに柑橘や洋梨っぽいものがあるけどあまり前面にこない。そのうちに洋梨や蜂蜜が味とともにくる。温度が上がると一瞬バターのような香り。複雑で面白い。ノーマルのキュヴェも美味しいのだが数段レベルの違う複雑さ。でもボリューム感で勝負しない感じで和食に合って美味しい。粕漬けの鮭を焼いて。焼いた鮭の皮とワインの香りがシンクロしてバッチリ。日本酒よりいい、ってなんだか変な評価だけど自分としてはかなりポジティブな評価。シュナンブランすごい。

    シャトー・イヴォンヌ ソーミュール・ブラン ル・ゴリー(2016)