Celler 9+ Selecció 2n
セイエル・ノウ・メス セレクシオ 2n

3.50

1件

Celler 9+ Selecció 2n(セイエル・ノウ・メス セレクシオ 2n)
味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り

    基本情報

    ワイン名Celler 9+ Selecció 2n
    生産地Spain > Mediterranean Region > Cataluna
    生産者
    品種Cartoixà (カルトゥシャ)
    スタイルWhite Wine

    口コミ1

    • 3.5

      2023/07/07

      (2021)

      Celler Nou Mes (9+) MEDOL SELECCIO 2n CARTOIXA 【忘備録】 この日は家族で近郊にできたフランス料理屋さんに伺いました。 料理と自然派ワインのペアリングが楽しめるお店です。 蔵元:セイエル・ノウ・メス/CELLER 9+ ワイン名:セレクシオ 2n カルトゥシャ 2021/MEDOL SELECCIO 2n CARTOIXA 白(オレンジ) 自然派カテゴリ ビオロジック(オーガニック、有機農法) 産地 スペイン カタルーニャ  品種:カルトゥシャ (チャレロ) 栽培、醸造: 粘土、シルト、砂が混ざり合う土壌。 樹齢40~60年。 除梗、軽く破砕し、 ステンレスタンクで30日間マセラシオン、発酵。 プレスし、一番絞りのみを使用。 澱と共にステンレスタンクで8ヶ月間熟成。 清澄、フィルターなし。SO2無添加。 キラキラ輝くイエローの外観。 オレンジピールの凝縮した果実感に、 和柑橘の酸と細やかなタンニンが心地よい。 ぶどうの熟度が上がっても、 美しい酸がバランスよく絡み合うノウ・メスのカルトゥシャ。 30日間のマセラシンでも過度な抽出感はなく、 抜栓2日目の旨さといったら・・・! 蔵元 セイエル・ノウ・メス 生産者名 モイセス・ビルジリ ~地理と畑~ 超有名DOのペネデスとプリオラートに 挟まれた超無名なラ・ノウ・デ・ガイア村。 海から4km、背後は山。 ずっと風が吹き、40度を超えた異常熱波の 2019年も30度ちょっとしかいかない。 純度が極めて高い石灰岩が長年に崩れたパウダー砂。 だから白い畑!ミネラルのミクロ的細やかさに繋がる。 現在トータルで14haのぶどう畑を所有している。 カバによく使われるチャレロをこの地ではカルトゥシャと呼ぶ。 しかし、カバ原料のチャレロとは趣がまったく違い、 ノウ・メスの畑では、カルトゥシャがゆっくりゆっくりと成熟する。 それゆえ、旨味、深みの凝縮が極めて品良く進む。 そこにパウダーミネラルが見事に絡み合い、 この蔵ならではの味筋に育っていく。 ~蔵元~ 村名ノウ=9と、常に進化したいモイセスの 心意気は「さらにプラスへ!!」でメス=+。 父が引退し2010年から継いで徹底的に畑をBIO化。 モイセス自身は、それまでも自然醸造家として活躍。 テロワールの違いによってぶどうの凄みが 躍り出るワイン造りを熟知していた。 それでも蔵元を継いだ当初は食べていけないので、 カタルーニャ中の尖ったナチュラルワイン(コスミックやエスコーダ、、、) やオリーブ、食材を集めたかわいいショップを経営。 地元村民が量り売りでオリーブオイル、ワイン 、ヴェルモットを買いに来る。 ~醸造~ 重力を使って醸造。なんとプレス機が無い! ぶどうの重さだけで流れ来るフリーランだけで醸す。 全て除梗し、破砕はせず粒は潰さない。 (いわゆるグラン・アンティエ(フランス語)) タンクに入れ、下の部分が重力で潰れて発酵が始まる。 SO2も人工酵母もまったく使わない畑の元気良いぶどうで初めにスターターを 造り元気な自然酵母を育ててから発酵を始める。 樽は使わず、スモイのみアンフォラを使用。  (スモイは楕円形の粒のユニークな地元ぶどう。 元々熟しにくく、カタルーニャ地方のあらゆるところで 栽培されてきた量飲み用の多産品種。 タンニンが粗く酸がきつめなため、だんだん減った。 しかし、モイセスの畑では、見事にエレガンスの極み的スモイが熟す!) モイセスはスパークリングワイン醸造でも、 瓶内2次発酵は同じ畑のジュースを加えるだけ。 門出のリキュールは入れないブリュット・ナチュール。 

      セイエル・ノウ・メス セレクシオ 2n(2021)